Interview Vol.2 ヒューゴ役 櫻井 孝宏さん

Q.台本を読んだときの、作品の第一印象をお願いします。

このリゾートに行きたくなりました。僕はスキューバダイビングのライセンスを持っていて、ダイビング目的で。何度か南国のリゾートに行ったことがあるんです。近いところだとサイパン、あとはパラオやフィジーですね。プライベートビーチでビール飲みながらサンセットを楽しむ、みたいな贅沢な時間の使い方をちょっと知ってはいたんですけど、どちらかというとアクティビティを楽しむために行っていたので、のんびり過ごそうという意義で行ったことがあまりなくて。唯一ハワイはそうだったんですけど、ハワイはたくさんの観光客がいて、賑やかなのが楽しい場所じゃないですか。このリゾートは、少数でプライベートな時間をじっくり味わうイメージです。美味しいものを食べて、会話を楽しんで──そんな風に自分の時間を過ごすのが一番の贅沢でとても素敵なことだなと思いました。

Q.ヒューゴのことをどのように思いましたか?

物腰が柔らかく、苦手な人がいなさそうな、大人っぽい印象の男性でしたね。読み進めて、彼の過去を知ったんですけど、何かあったんだなというのは最初からなんとなく感じました。じゃないと、こういう人にはならない。もしかしたらホテルに従事する人の能力なのかもしれないけど、人の気持ちがだいたい分かって、少し人たらしというか、人の懐に飛び込むのがうまくて、受け流すのもうまい。壁とは違う、人との距離や間合いの取り方がちょっと日本人ぽいなと思いました。

Q.ヒューゴの演技で心がけたことは?

チャラくなると良くないなと思いました。フランス人とイタリア人の血をひく、愛に対するスペックが高い人じゃないですか。だから、嫌味なくコミュニケーションやスキンシップをとれる、それに対して警戒されない人懐っこさを表現できたらなと思ったんですけど、それがチャラくなったり軽薄になったりしないようにしたいなと思っていました。セリフのニュアンスによって軽い聞き心地になりそうな部分もあったので、シビアにこだわってみました。

Q.ヒューゴシェフに作ってもらいたい料理は?

パスタ。あまり凝ったものではなく、自分が知っていて、美味しいなと思えるシンプルなものが良いです。知らない料理でも美味しいんでしょうけど、自分が知っている料理の美味しさを覆すような料理を作って欲しいです。以前はあまり選ばなかったんですけど、イカスミのパスタは本場のイタリアのベネチアで食べたら、すごく美味しくてびっくりした。ヒューゴなりのイカスミのパスタを作ってもらいたいですね。

Q.ヒューゴに聞いてみたいことは?

自分の国のこととか聞きたいですね。料理人の観点で話して欲しいです。食文化や作法やコミュニケーションや、職種ならではの特化した話が聞けそうで。僕は普段全く料理をしないのですが、そんな自分でも楽しめそうです。彼の店があったら行きつけにしたいですね。

Q.主人公のように仕事をがんばる総支配人はどうですか?

一所懸命なのって悪い気がしないですよね。ひたむきというか。うまくいっている、いっていないに関わらず。一人で全部をやろうなんて土台無理な話なので、結局その頑張っている姿に、支えてあげようとか、フォローしてあげようという気持ちになりますよね。主人公には作為があるわけじゃないじゃないですか。もしそうなら、それはそれで面白そうですけど(笑)。このリゾートは一流なので、見合わない人は消えていっちゃうのが当たり前の世界でしょうから、新しくやってきた総支配人がいなくなっても「多分ダメだったんだね」で片付けられるだけだと思うんですよね。セオリーから外れたオリジナルな視点で主人公がリゾートを自分のものにしていく姿は痛快なんじゃないですかね。

Q.最後にプレイヤーのみなさまにメッセージをお願いします。

リゾート地に行ったことがない人もたくさんいると思うので、まずはこのゲームで疑似体験をし、素敵な恋愛を体験し、その経験値をもって本物のリゾートに行って運命的な出会いをする、なんていうシナリオはいかがですか?十中八九ありえませんけど。なんて言うんでしょうね、南国の良さって陽気で楽な気分でいられるところじゃないですか。そこに住む人の人柄を見ているとのんびりしているのにはちゃんと理由があって、実際に行ってみると何となくわかるんですが、それに似た感覚をこの作品で味わえると思います。是非とも、リゾートを作りながら恋をしてください。

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